SBI証券からカストックの貸株金利の入金がありました

カストックの貸株金利の入金がありました!

記憶にないドル?

3月6日の夜に、SBI証券の外貨建口座を覗いたところ、記憶にないドルがありました。

ごくごく少額のそのドルは0.01ドルに過ぎません。

いろいろ調べてみると、3月7日に入金予定の貸株金利であることがわかりました。そうです、1月にカストックの利用を始めていたことを思い出しました。その制度からの初入金だったわけです。

以前の記事で、ドル現金の保有方法についてまとめました(こちら)。私がメインで取引をしているSBI証券の外貨口座には金利が一切つかないという悲しい現実があります。そこで、以前の記事では、米国株投資をしていると日々少しづつ受け取ることになる配当金等の少額の米ドルをどのように管理したらよいのだろうか、という観点からMFF・住信SBIネット銀行の普通預金・定期預金という選択肢を検討しています。

お金が(少額であっても)自動的に増える仕組みを構築することは、何もしないでいるよりも意味のある行為だと思っています。そこで、今年に入りSBI証券が提供するカストック(Kastock)の利用を開始しました。

カストックとは?

カストックとは、簡単にいえば、自身の保有する米国株式等(ETFなども含まれるようです)をSBI証券に貸し出すことで、それぞれの株式銘柄ごとに設定された貸株金利をSBI証券から受け取ることが出来る制度です。

インカム・ゲインを重視し、高配当銘柄への長期投資を投資戦略の核に据えている私にとっては、ドルを増やす選択肢が増えることになるので、よい制度だと考えています。

もちろん、カストックにもデメリットがあることは、周知のとおりかと思います。SBI証券が破産した場合、自己株式を回収できない可能性が大きいこと。銘柄によっては、配当を配当として受け取れないケースがありうる上に、配当所得としてではなく雑所得として扱われてしまうこと。など、多くのデメリットが指摘されています。なので、こうしたデメリットが大きく思える方々は、カストックを敬遠していることもまた事実かと思います。

しかし、SBI証券が破産するリスクをどの程度の確度の高さで見積もるのか、といえば、現状ではハイリスクとは言えないのではないか、という風に考えていますし、配当として受け取れなかった場合には、その銘柄を外すことで、短期的な影響に抑えることを想定しています。なので、こうしたデメリットを十分に認識し対応するのであれば、この制度はうまく利用する価値があると考えています。

そもそも現在の小規模な米国株投資の段階では、こうしたデメリットよりも、ドルが(多少でも)確実に増えることを重視しています。なので、とりあえず問題が見つかれば対応するというスタンスで利用していこうと思っています。

最終的に、少額のドルを積み上げていく仕組みを時間的にも効率的に回るような規模に成長させていく、そのためにも現段階の戦術としてはオールインでいく方向で考えています。

残る疑問

入金を確認して疑問に思ったことがあります。

貸株金利入金明細を確認すると基本的に毎日されていることがわかります。次に貸株金利入金履歴を確認すると月に1度(第5営業日)入金されていることがわかります。これは外貨入出金明細に記録されている内容と一致します。

さて、上にも書いたように、貸株金利は雑所得になります。確定申告を行う場合には、1円であっても損益を申告する必要が生じます。私の場合は基本的に確定申告を行わなければならない条件を満たすことが多いため、気にする必要があります。もちろん、様々に設定されている条件を満たさないのであれば、確定申告をしなくても問題ない方は気にする必要はないかもしれませんが。

国内株式の貸株であれば、円で入金されるわけで、特に頭を悩ます要素はないかと思います。

カストックからの入金を受け取ってみて気づいたことは、これはいつどのタイミングで為替の計算を行うべきものなのか、ということです。

貸株金利入金明細は毎日記録されていきます。こちらをもとにする場合、毎日の為替レートを反映させる必要が生じることになってしまいます。これはかなり面倒なことかと思われます。

貸株金利入金履歴および外貨入出金明細に記録されている方をもとにする場合、月に1度の為替レートを確認することで済みます。これはこれで面倒ですが、365日分のレートをズレなく処理するよりかはミスは少ないように思われます。

これについては、今後情報収集をさらに進めて確認していくつもりです。



このブログの人気の投稿

2019年IPO挑戦日誌:その3(ミンカブ・ジ・インフォノイド)

楽天ポイント投資はじめました